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農業をスマホで管理 途上国の農家向けに制作された無料サービス

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農業をスマホで管理 途上国の農家向けに制作された無料サービス

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スマホ未所有者が多い途上国の農家に
日系企業のカンボジア進出サポートおよび、大規模なキャッサバ農場運営などを行っているHUGS co.,ltd.は、世界で50億人といわれるまだスマートフォンを所有していない「次の50億人」のうち、大多数を占める発展途上国の農家向けに制作された無料ウェブサービスである「AGRIBUDDY(アグリバディ)」ベータ版のAndroid版アプリを2014年11月17日からGoogle Playでリリースを開始した。対応するAndroid端末はOS2.2以降となる。
AGRIBUDDY
「AGRIBUDDY」はアプリを携帯端末に無料でダウンロードするだけでGPS測定器と同じ機能が利用可能になるほか、一度測定したデータは「AGRIBUDDY」にレポート送信するだけでGoogle Mapsを使用した地図上に詳細な面積・作業日・計測者といった計測データを表示することができるため作業領域が可視化され、農業の具体的な様子が容易に把握できる。

ほかにもスマートフォンで撮影した写真をジオタグをつけて各農場・作業ごとに振りわけることが可能なほか、作業進行はクローズドの状態で情報管理ができるため、それぞれの農場スケジュールが管理しやすく、農場を掛け持ちして働くことも可能である。

「AGRIBUDDY」開発の背景として
そもそも「AGRIBUDDY」開発の背景として農業のIT化が他の事業にくらべて立ち遅れていることにある。近年ようやくシリコンバレーに農業系スタートアップが誕生して注目を集めた。

だが途上国では教育水準の低さやモラルの違いのために仕事の不正確さが現れるなど、前提条件が違いすぎているため、先進国の農業サービスには無い機能が求められていた。

たとえば一部の農家は既存のGPS測定器を500ドル(約5万円)程度で購入し、農作業を行った領域の面積を測定して、労働者への賃金支払いや、作業請負業者への支払いを行っている。

ところがGPS測定器を持たない場合は目分量での測量となり、賃金の支払いなどに関して争いが起こる。くわえてGPS測定器のデータはある程度のITリテラシーが求められるため、データの蓄積がされず、使い捨てにされている現状がある。

そのため上記のような現状に対応するべく、「AGRIBUDDY」がリリースされた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

HUGS co.,ltd. プレスリリース(@PressNews)
http://www.atpress.ne.jp/view/53732
Amazon.co.jp : AGRIBUDDY に関連する商品



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