音声技術にvGate ASRを採用
株式会社フュートレックは株式会社NTTドコモなどの4社と協同で「コミュニケーションパートナー ここくま」を開発し、2017年1月25日より発売が開始された。なおこの製品にはフュートレック開発の音声技術vGate ASRが採用されている。
「ここくま」とは?
「ここくま」は、離れて暮らしている高齢の家族とコミュニケーションをとるために開発されたクマのぬいぐるみ型をしたコミュニケーションロボットである。
デジタル機器が苦手な高齢者でも左手の録音ボタンを押して話すだけの簡単な操作によって家族へ音声メッセージの送信ができるほか、右手の再生ボタンを押せば家族からのメッセージが聞けるようになっている。このため、より頻繁に家族間のコミュニケーションをとることが可能となる。
様々な機能が搭載されている
製品は相手に合わせて話しかけてくれる「おはなし機能」も備えており、近くに人がいるときおよび、「おはなしボタン」を押したとき、音声認識機能で簡単な挨拶や受け答えをしてくれる。
この機能はさらに利用者を名前で呼んでくれるほか、居住地の天気の通知や、誕生日のお祝いをしてくれる機能といったものが備わっている。これらのデータ登録は携帯電話やスマホからの登録が必要となる。
ほかにも送信したメッセージがきちんと再生されたかどうかや、人感センサの反応している時間も確認でき、簡易的な「見守り機能」も備えている。
メッセージのやりとりだが、ここくまが2つ必要になるわけではなく、スマホおよび携帯電話にて簡単に送信できる設計になっている。このとき「うれしい」や「かなしい」というように、ここくまの表情の設定も可能だ。
「ここくま」の希望小売価格は34,800円であり、それに月額サービス料1,980円が加わる。
(画像はコミュニケーションパートナーここくま公式ページより)
株式会社フュートレック プレスリリース
http://v4.eir-parts.net/コミュニケーションパートナー ここくま公式ページ
http://www.cocokuma.net/