さまざまなアプリに組み込めるSDK
ユニバーサルロボット株式会社は、法人タブレット向けの個人認証セキュリティツールとして『手のひら静脈ハイブリッド認証カスタムメイド対応SDK』を2015年5月19日より販売開始した。
今回のSDK(ソフトウェアを開発するために必要なプログラムや文書などをひとまとめにしたパッケージ)は標準の場合端末ローカルで認証を行うため、アプリケーション開発時に企業のさまざまなタイプへ柔軟に対応でき、手のひら静脈ハイブリッド認証をさまざまな業務アプリケーションに組み込んでの開発が容易になる。
コンパクトなソフトウェア・インターフェースで登録・認証も行えるのに加え、組み込みの参考となるサンプルコードの同梱もあるためさまざまなカスタマイズが可能となる。
対応OSはAndroidとiOSだが、Windowsも順次対応予定。価格は各OSともに100万円(消費税別)から。
カスタマイズ項目は、1端末を複数ユーザーで使用する際のID管理、サーバー認証への対応、スマートフォンへの対応など法人業務のさまざまな要望に応える。
開発の背景
近年、情報漏えいリスクへの対策として企業内のセキュリティ強化が課題となっている。そのため機密情報へのアクセス制御のためのID、パスワードの流出や「なりすまし」の防止策として、生体認証の導入需要が高まってきている。
加えて、現在業務へさまざまな利便性をもたらすタブレット端末の導入が進んでいるのだが、出先や現場での情報セキュリティ対策も必須とされる状況となっている。
ユニバーサルロボットの手のひら静脈ハイブリッド認証は、近赤外線照射を必要としないため専用の装置がいらないことから、タブレット端末等の内蔵カメラでも生体認証が行えるようになっているため、顧客側から導入の要望が多かった。
そのため今回、組み込みを容易にするためSDKとしての販売を行うことにした。
(画像はプレスリリースより)

ユニバーサルロボット株式会社 プレスリリース(@PressNews)
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