今後発生が予測される南海トラフ地震などへの対策としての締結
ファーストメディア株式会社と大阪府は、2014年4月30日付けで「大阪府の避難情報提供に関する協定」を締結することを決定した。
大阪府は今後発生が予想される、南海トラフ巨大地震(静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続く深さ4000メートル級の海底の溝・トラフでプレートのずれにより起こると予測されているマグニチュード9クラスの巨大地震)などの大災害に備えるために今回の協定を締結した。
(画像はプレスリリースより)
大阪府が府内避難所や、施設名称の情報をファーストメディア株式会社および連携先が提供するサービス上に表示できるようにし災害発生時の避難行動へ役立てるとする。
なお、ファーストメディア株式会社は、世界最大の検索サイトGoogleとコンテンツライセンス契約を締結し、Google災害時ライフラインマップにおける全国避難所情報のコンテンツパートナー企業となっている。
そのため防災情報アプリ「全国避難所ガイド」の避難所情報データ提供を開始している。
データベースが常に更新されていく豊富なサービス
このなかで「全国避難所ガイド」は、データベースが常に更新されていくサービスである。
機能は現在地から最も近い避難所を検索して道順を案内するナビゲーションとして全国避難所データを約12万件収録しているほかに、避難所までの車でのルート表示、ARカメラ機能によるオフライン時の避難所表時および、自宅の方向表示、安否登録・安否確認、防災情報などの情報が表示される。
このアプリはiPhone版とAndroid版がリリースされている。
なお、アプリを開発したファーストメディア株式会社は、今後全国の避難所情報を常に最新に整備することに加え、「全国避難所ガイド」の普及を促進するだけでなくGoogleの各種サービスを通じた防災および災害時の情報提供につとめるという。
3つのアプリおよびサービスと大阪府が提携
今回大阪府が提携したものは「全国避難所ガイド」のほか、次の2つのアプリおよびサービスになっている。
・Google株式会社 Googleクライシスレスポンス「災害情報マップ」
・三井住友海上保険株式会社 「スマ保災害時ナビ」(iPhoneおよびAndroid対応アプリ)

ファーストメディア株式会社 プレスリリース
http://www.value-press.com/pressrelease/125094