世界市場では2013年にスマートフォンがシェア逆転
マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研は、7月2日スマートフォン、タブレット端末などのスマートデバイスなど主要デバイスの世界市場結果を発表した。調査によると携帯電話端末の世界市場は2013年にもスマートフォンとフィーチャーフォン(従来型携帯電話)の比率が逆転し、2016年は、2011年比22.6%増の16億4300万台13兆円をこえる市場となり、そのうちスマートフォンが65%を占めると予測している。
国内市場は2011年世界を上回る2.2倍拡大、2014年収束
日本国内市場は、2011年にスマートフォンが前年比2.2倍に拡大し、前年比前年比80%増であった世界市場を上回った。同調査では、スマートフォンは各キャリアがLTE(Long Term Evolution)へ対応していく2012年、2013年と拡大が続き、2014年以降はほぼ横ばいで推移していくと予測している。日本の携帯電話端末市場全体は既に飽和しているため2016年には2011年と同規模の3620万台の中で、次世代機・従来機のシェア逆転が成立するとみられている。
2011年は、サムソン・中国スマホも台頭
スマートフォン世界市場は2011年に前年比80%増と急拡大した。携帯電話端末市場は全体の34%に達し、そのうち4割以上を独走するAppleへのサムソンの追い上げが注目された。スマートフォン世界市場で米国(22%)・欧州(21%)に次いで19%を占める中国では 「1000元スマートフォン」とよばれるスマートフォンが急増している。
同調査では、主要携帯端末デバイス計29品目、フィーチャーフォン、スマートフォン、タブレット端末、電子書籍、データカードのアプリケーション5品目について調査している。また、次世代通信規格であるLTEの最新動向、主要デバイスの最新動向、大手携帯電話端末メーカーのケーススタディ、デバイスとサービスの関係性、サービス市場の動向などについて調査、分析を実施している。

富士経済ブループ プレスリリース:
スマートフォン始め携帯電話端末と主要デバイスの世界市場を調査
http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press00.html