「待ちに待った」?
株式会社MM総研は、2012年9月20日、「『iPhone5』の購入意向」に関する実態調査を実施し、その結果を公表した。
調査は、2012年9月14日から9月18日の期間に、スマートフォンの利用者1,005人・フィーチャーフォンの利用者1,005人の計2,010人を対象に、ウェブアンケート方式で行われた。
調査結果によると、「2012年9月12日(米国時間)に『iPhone5』が発表されたことに対する認知度」を尋ねたところ、「スペックを含めて知っている(18.5%)」、「発表したことは知っている(67.4%)」との回答結果となり、認知度(おおむね知っている)割合は、85.9%に達しており、『iPhone4S』以来の新バージョンへの関心は、依然として“高止まり”しているようだ。
同調査の主眼となる「『iPhone5』の購入意向」についての質問は、『iPhone5』と『iPhone4S』それぞれの製品の特徴を提示した後に行われた。その結果、「購入したい(9.7%)」、「検討したい(31.8%)」といった、いわゆる「購入の意向」に肯定的な回答は、41.4%となった。
「購入したい理由(複数回答)」は、「iPhoneは人気があるから(23.8%)」が最も多く、以下「4インチの画面(大きさ・精細さ)が良いと思うから(23.0%)」、「買い替えのタイミングだから(22.2%)」との回答が続く。
また、auとソフトバンク「どちらを購入したいと思うか」質問したところ、「ソフトバンク(53.3%)」、「au(46.7%)」との回答結果となった。
どちらかを「選ぶ理由」としては、ともに「現在利用している携帯電話会社だから(ソフトバンク:40.8%、au:37.5%)」がトップで、「家族と同じ携帯電話会社だから(ソフトバンク:26.6%、au:29.0%)」が3位となった。異なる理由は“2位”。ソフトバンクが「iPhoneのイメージが強いから(31.3%)」、auが「電波の繋(つな)がりやすさ(36.0%)」となっており、それぞれのキャリアの「特長」がくっきりと浮かび上がっている。
「必要性がない」4割以上!
逆に、「あまり購入したくない(26.8%)」、「購入したくない(28.9%)」との回答結果は、現時点で購入に消極的あるいは否定的な意見が、55.7%にのぼっていることを示している。否定的な回答にはフィーチャーフォンの利用者の割合が多く含まれており、特に、ドコモ利用者の場合、「あまり購入したくない(32.5%)」、「購入したくない(42.4%)」との回答結果になっており、日本国内のモバイルユーザーの“求めるもの”が垣間見える結果といえそうだ。
ちなみに、「購入したくない理由(複数回答)」を尋ねると、「必要性がないから(41.8%)」が最も多く、以下「使いこなせないと思うから(25.4%)」、「月額の通信料金が高くなるから(23.6%)」との回答が続いている。

株式会社MM総研 プレスリリース
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