前モデルに比べて約5倍の語彙
アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区、鈴木清幸代表取締役会長兼社長)が、音声認識ソフトの最新版「AmiVoice SP2」(アミボイス エスピーツー)を発売する。前モデルに比べて約5倍の語彙(ごい)数で、認識率を向上させた。さらに「書起しエディター」など、編集作業の効率アップにつながる新機能も追加した。
30日からAmazonなどのインターネット通販サイト、家電量販店などで販売する。また、ダウンロード販売サイトからの入手もできる。価格は20,790円、USBマイク付きの製品は価格26,040円など。対応OSは、Windows XP(SP2) / Vista / 7 / 8。MacOS環境下での動作保証はしていない。
機能充実、効率性アップ
パソコンに向かってしゃべるだけで認識結果をリアルタイムに入力できる音声認識ソフトはずいぶん前からあったが、認識率の低さや、事前の声の登録などで何かと手間がかかった。
前モデル「AmiVoice SP」も、高い認識率や、事前の声の学習が不要など好評で、2010年7月の販売開始から、累計で約1万5千本(2012年9月末時点)の販売実績がある。
新製品「AmiVoice SP2」はさらに、前モデルの特長を引き継ぎつつ、機能充実を図っている。各種報告書や電子メールの作成、チャットやブログの入力など、さまざまなシーンで入力作業が効率化できる。
前モデル「AmiVoice SP」のデモンストレーション動画新たな機能では、前モデルに比べて語彙数を約5倍に増やした辞書で認識率を向上。軽快に入力できる実用性を維持した上で、例えば「テザリング」、「iPS細胞」など、最新の用語も認識できるようにした。
また、既存のテキストファイルから辞書登録されていない単語を自動的に検出し、追加登録する「未知語登録補助機能」を搭載。この機能により、過去に作成した文章ファイルを読み込ませて認識率を一層向上させることもできる。
ショートカットキーも使える
従来の音声コマンド操作に加え、キーボードからの任意のキー入力、ショートカットキー入力も可能となり、カットアンドペーストやアプリケーション起動など、さまざまな操作を効率的に行うことが可能になった。
インタビュー内容などの、いわゆる「テープ起こし」を支援する専用編集ソフト「書起しエディター」も新たに搭載。ICレコーダ等の録音データをパソコンに取り込み、元の音声を聞きながら、認識結果の編集ができる。音声再生では、例えば3秒前、10秒後などの聞き直し、聞き飛ばしができる頭出し機能、再生・停止、再生速度の調整機能も備えている。
【動作環境】
・OS:Windows 8日本語版、Windows 7日本語版、Windows Vista日本語版、Windows XP SP2以上日本語版
・必要なHDD容量:3GB以上(2GB以上の空き容量)
・CPU :1GHz以上のプロセッサ(Intel Atomは1.66GHZ以上)
・メモリ:2GB以上(Windows XP SP2は1GB 以上)
・USB :1ポート以上の空き(USBヘッドセットマイク用)
・CD-ROMドライブ:インストール時に必要
・Media Player9以上がインストールされていること

アドバンスト・メディア
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