富士フイルム株式会社は、「2画面サクサク再生」、「タテヨコオート」、「ペット自動検出」という3つの世界初の機能を搭載したデジタルカメラ『FinePix Z700EXR』を、2010年2月20日から販売する。
『FinePix Z700EXR』には、3.5型46万ドットのワイド・タッチパネル液晶が搭載されており、撮影時のモード設定や再生時の画像送りなど、軽く触れるだけでスムーズに操作できる。このタッチパネルを活かしたのが、液晶画面を上下2つに分けて表示・操作できる「2画面サクサク再生」と、再生時の画像表示をカメラの向きに合わせて自動で回転させる「タテヨコオート」機能だ。
また、犬と猫の顔を自動で検出する「ペット自動検出」機能では、正面を向いた犬または猫の顔なら、どれほど傾いていても認識可能だ。しかも、最大10匹まで認識してくれる。さらに、犬や猫が正面を向いた時にシャッターが自動で切れる「ペットオートシャッター」機能も搭載している。
本体には、光学式5倍のズームレンズが採用されているが、薄さ20.3mmというスリムボディを実現している。イメージセンサーは、ノイズの少ない高感度と優れた描写力で定評ある1200万画素の「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載している。なお、価格はオープンとなっている。
まるで携帯情報端末のような見た目と操作性はとても新鮮だ。人間とは異なり、なかなかカメラの方を向いてくれない犬や猫の撮影が少し簡単になるかもしれない。まずは、たくさん撮影してから、後でじっくりとチョイスする、という使い方が便利なデジカメだ。

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http://fujifilm.jp/(編集部 清水昭)