インターネット環境に依存しないアクセス端末
広告代理・モバイルインターネット事業およびスマホ向けアプリ開発を手がける株式会社エイジオンは、携帯端末などの圏外やオフラインといった、いわゆる電波が繋がらない状況に着目し、独自アプリやインターネット環境がなくてもデジタルコンテンツを提供することができるサービスである、「HACOTOMO(ハコトモ)」を開発した。
「HACOTOMO」は手のひらに載るほどのコンパクトなサイズの端末で、複数台の同時アクセスが可能となっている。OSに依存しにくく、ユーザーの端末から点灯固定のタブレットまでさまざまな用途に利用できる。なおこれは現在特許出願中である。
「HACOTOMO」を使用することにより、地下や山奥などの電波の届きにくい場所をはじめ、さまざまな場所に設置することにより独自アプリやインターネット環境がなくても、デジタルコンテンツの提供が可能となる。
あえて限定された範囲での使用を見越して
各地で数日のみ行われるイベントなど、期間限定で行われる催しの場合、携帯電話などの電波があるかや、Wihi機器が問題なく動作するかはその都度その場で確認しなければならないため、デジタルコンテンツの利用および提供は敬遠されてきた背景がある。
くわえてBluetoothを利用して位置情報などを受信する「Beacon(ビーコン)」を利用したアプリでは、電波が安定した状態での事前ダウンロードが必要になってくるのだが、圏外やオフラインになってしまうとアプリのダウンロード自体ができないことが懸念点とされている。
この「HACOTOMO」は設置している場所でしかコンテンツを体験できないという面はあるものの、あえてアクセスできる範囲を限定することにより、クーポン券の配布といった集客を目的とした使い方から、イベント終了後のアンケートといった使い方まで幅広く使用することが可能となってくる。
なお「HACOTOMO 第1弾コンテンツ」として2016年5月23日よりスマートフォンで楽しめるカラーセラピーコンテンツ「日本の伝統色でわかるあなたの心」が提供予定だ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社エイジオン プレスリリース
https://www.value-press.com/pressrelease/162228