中国メーカーのデバッグ案件を受注
株式会社ハーツユナイテッドグループを親会社として、主にデバック(コンピューターのプログラムの誤りを探し、手直しする作業のこと)事業を展開しているグループ企業が、中国のゲームデバック事業を初受注したと2016年8月22日に発表した。
ハーツユナイテッドグループは、約2年間にわたる中国での現地調査を行った結果、今後の中国のゲームメーカーにおけるデバッグの重要性およびその需要の顕在化が確認できたため、2016年5月に中国ゲーム市場への参入を決定した。
その後2016年7月には、中国の上海にDIGITAL Hearts(Shanghai)を設立するとともに、ソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャパンアジアと今後の中国家庭用ゲーム市場の形成に必要不可欠な品質基準および品質向上の協議を重ねてきた。
その結果、DIGITAL Heartsが主導する中国ゲーム開発サポートプロジェクトである、「Chaina Hero Project」への参画が決定したため、中国におけるデバック事業を推進してきた。
そして今回デバック需要が拡大している中国において、現地法人設立の1ヶ月後に、中国のゲームメーカーよりPlayStation VR向けのデバッグ案件を初受注することとなった。
中国では家庭用ゲームが15年ぶりに流通
もともと中国では家庭用ゲーム機の製造・販売が禁止されていたがこのたび解禁されることとなった。以前は中国で正式に流通するゲームといえばスマートフォンのモバイルゲームのみであったが、この解禁により中国に巨大な家庭用ゲーム市場が生まれたことになる。

ハーツユナイテッドグループ プレスリリース
http://pdf.irpocket.com/C3676/xoy0/PVGq/XGwf.pdf