AIを実践的に活用できる人物の育成
株式会社FRONTEOは、人工知能(AI)を使用したビッグデータ解析事業を手がけている。今回そのAIをより実践的に活用することができるエキスパートの育成カリキュラムを株式会社日本サード・パーティ株式会社と共同で開発し、2016年11月より開始すると発表した。
企業の業務におけるAI利用は期待が高まる反面、AIを実践的に活用することのできる人材は不足しているのが現状だ。
企業におけるAI活用教育の現状
現在の企業向けの教育だが、初心者向けのAIの歴史や種類、仕組みのイロハを学ばせる簡単なものは存在する。
しかしその次の段階となると、ITエンジニアやITスペシャリストに向けた業務システムへの組み込みおよびAPI(プログラミングの際に命令や規約、関数がまとめられているインターフェイスのこと。これを利用すれば1からプログラムを作る必要はなくなる)による実装、自然言語処理の知識、アプリケーションそのものを開発するといった、高度人材向けのものがほとんどだ。
つまり業務上の課題を解決するための実践的なカリキュラムはあまりみられなかった。
AIを組み込んだアプリケーション開発を元にカリキュラムを開発
FRONTIOとサード・パーティはこれまでにFRONTIOのAI「KIBIT」を組み込んだ「Lit i View AI助太刀侍」をリリースしている。
そのためこの技術教育でつちかったノウハウを用いて、高度なIT人材でなくてもさまざまな職種がかかえる現場の課題にAIを活用できるカリキュラムの開発に至った。
この「人工知能 KIBIT入門 for Lit i View AI助太刀侍」のトレーニングだが、2016年11月25日に第1回講座を開催。以降は奇数月の2ヶ月に1回おこなう。日程は10:00-17:00まで、1日のみの講習とする。受講料は1回あたり100,000円だ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社FRONTEO プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000006776.html