グラフィック分野でのAI研究に必要なデータ提供
アートスパークホールディングスのグループ会社である株式会社セルシスは、早稲田大学基幹理工学部情報理工学科の石川研究室と連携し、グラフィック分野のAI研究に用いるイラストデータを募るキャンペーンを開始した。
なおキャンペーン期間は2016年11月7日(月)から12月6(火)23:59までである。
AIが学ぶために多数のデータを必要とする
今回のイラストは「ラフスケッチを自動的に線画にする技術」をはじめとする、さまざまなグラフィック分野にて機械学習研究を実用化するため使用する。
主に人間が新たに画像を生成するときのルールやコツを学ばせることが目的だが、AIは、与えるデータが多いほど学習精度があがるので、たくさんのイラスト画像データを必要とするため、今回のイラスト募集となった。
なお応募された画像データは機械学習などの研究目的で利用し、外部公開や商業利用は行わないとする。なお著作権は提供者に帰属する。
応募イラストの注意点
応募するデータだが、人物、動物、建物、背景などジャンルを限らす募集する。すでに公開している過去のデータでもいいとのことだ。
ただし画像データはラフ・線画・着色画の3つを必要とし、同じ要素のイラストでなければならない。
ほかにも注意点として、ラフはアナログ画を写真で撮影したものでも良いとしているが、濃い影が入っているもの、くわえてラフから線画へ仕上げるときに異なる部分が描きたされているもの、着色が線画から大きくはみ出るような絵は不可となる。
そしてこのキャンペーン応募者の中から抽選で1名に、ワコムの液晶ペンタブレット「Cintiq13HDDTK-1301/K0」が贈られる。
さらに募集期間中の月曜日から金曜日まで毎日、Twitter上で応募サイトのURLをリツイートした場合、3名に1000円のギフト券がプレゼントされる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社セルシス プレスリリース
http://www.artspark.co.jp/