中国のゲームメーカに対し開発姿勢を説く講演およびサービス紹介
ゲームのデバッグサービスや開発支援を行っている株式会社ハーツユナイテッドグループは、2016年10月25日に中国の上海で開催された「PlayStation China Developer Conference 2016」に参加した。
講演テーマは中国におけるゲーム開発の課題および展望についてであり、くわえてグループのサービスを紹介するブース出展をした。
ハーツユナイテッドグループは、世界中のゲーム産業を多方面から支えてきた実績がある。
そのため中国のゲーム産業においては、まず品質が重要であることや、ゲーム開発において技術的な課題が存在することについて説いた。
さらにグループはこれらの解決策が提供できるサービスを持っていることをくわえて紹介した。
展示ブースではハーツユナイテッドグループのサービスに関心を持った顧客に対し、より具体的なサービスおよび商談の実施をはかり、グループの認知度の拡大および潜在顧客とつながりを構築することに取り組んだ。
中国のゲーム規制
中国は2000年に家庭用のビデオゲーム機の製造および販売を「若者の身体および精神の発達に害を及ぼす可能性がある」という理由により禁止していた。
だがこの規制は中国本土だけの法律であり、香港、マカオ、台湾といった地域ではゲーム機を購入することが可能だった。そのため「法的にグレーな製品」の巨大な輸入市場を生み、活気づける結果となってしまった。
そういう背景もあり、検閲は続けるものの2015年にその規制を取り払った。(2014年には上海の自由貿易区でのみゲーム機の製造・販売を認めていた)
ゲームはユーザーの評価が伝播しやすいこともあり、技術および品質が低いゲームのリリースはそのまま会社への不利益という形で返ってくる。中国メーカーは今回の講演で語られたような点で気をつけるべきだろう。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ハーツユナイテッドグループ プレスリリース
http://pdf.irpocket.com/C3676/irQp/Ykye/XId9.pdf