テレビ朝日系『相棒』水曜夜9時放送
和製シャーロック・ホームズと呼ばれるキレモノ・
杉下右京(水谷豊)と、体育会系ノリの
亀山薫(寺脇康文)のバツグンのコンビネーションで人気の出た相棒。
シーズン7の途中で、「マンネリ打破のため」らしき理由で降板になった寺脇康文。彼の代わりに
シーズン8から登場しているのが、
神戸尊(及川光博)である。
ボケとツッコミの杉下&亀山コンビに比べ、右京と尊は、車中で頭の中だけのバーチャル・チェス対戦ができるほどの知性派同士だ。
お互いに相手のことを煙たがっている様子が、会話のハシバシに感じられ、この二人がそろっている特命係の部屋はやけに暗い。
853 刑事加茂伸之介
一方、薫ちゃんはといえば、
『853 刑事加茂伸之介』の連ドラ初単独主演で、ご栄転である。「加茂伸之介は、携帯電話以外のデジタル製品を持たず、芝居以外に趣味もないという僕を見て書いたのかと思うくらい似ているところがある。打倒亀山薫!でいきたい」と熱く語っている。
しかし、伸之介の上司の武藤(田辺誠一)は、これまた正反対の右京寄りのタイプ。どうやら上司には恵まれないらしい。
相棒で気になるのは、あれほど親密だった亀山夫妻からメール1本届かないことだ。まるで、亀山薫など「初めから存在していなかった」ように。これは、あまりに不自然なことではないだろうか?!
相棒ファンとしては、神戸尊も「杉下右京と長年コンビを組んできた亀山薫とは、どのような人物なのだろう」と興味を持っていることでもあり、薫VS尊の顔合わせが見たいものだ。
意外な場面で薫ちゃんが登場するようなサプライズがあれば、相棒人気はますます高まるのではないだろうか。
相棒