キヤノン株式会社は、フルハイビジョンの動画撮影機能を充実させた、デジタル一眼レフカメラ『EOS Kiss X4』を、2010年2月26日から発売する。
「EOS Kiss」シリーズは、コンパクト・デジカメからステップアップを目指すユーザーに向けてリリースされる、入門用の一眼レフデジタルカメラだ。好評だった前モデルと比較し、画質や動画機能が向上している。
デジタルカメラの心臓部ともいえるセンサーには、約1800万画素のCMOSセンサーが搭載され、定評ある高性能映像エンジン「DIGIC 4」との相乗効果により、常用設定可能なISO感度は100~6400まで広がった。このため、暗いところでも手ぶれや被写体ぶれを抑えた撮影が可能となっている。
フルHDの動画撮影機能では、自動露出による撮影に加え、絞り数値やシャッター速度、ISO感度を自由に設定可能な「マニュアル露出」が追加された。また、映像内の一部を拡大することで、通常の約7倍の望遠撮影が可能な「動画クロップ」機能も搭載されている。
コンパクト・デジカメで良い写真が撮れないわけではないが、一眼レフからの系譜として基本機能が確立しているデジタル一眼レフの方がその可能性は大きくなるだろう。特にエントリーモデルとして用意された「EOS Kiss」ならば、初心者でも安心して利用することができる。写真のステップアップを目指すなら、店頭で実際に触れてみることをお勧めする。
http://canon.jp/(編集部 清水昭)