韓流題は「勉学の神」
落ちこぼれ高校生の少年少女が学校に来訪した弁護士の指導で、東京大学を目指す漫画作品、三田紀房『ドラゴン桜』は、日本でも注目されドラマ化も実現した。11月19日より、同作品を原作とした韓国版ドラマ『ドラゴン桜』(韓国題は『勉学の神』)がDVDレンタルを開始し、好調な人気を示している。
日本国内でも受験テクニックが学べると現実の学生たちから支持を集めた人気作品。韓国では現在、日本以上に受験戦争が激しくその作品に込められる意義も人一倍で、今年1月から開始された韓国版ドラマは20%以上の高視聴率をたたき出す大ヒット作となった。
韓国版の物語設定は以下の通り。経営不振にあえぐ高校に、当初は資金整理を依頼されて乗り込んだ元暴走族の弁護士。生徒や教師たちの虚ろな姿を見て、学校の経営を持ち直す為に彼らを最難関の天下大学に導く――というもの。物語に「経営建て直し」という筋を置いた格好になる。尚、天下大学は架空の大学。韓国ではソウル国立大学校、延世大学、高麗大学などが実在する難関校として挙げられる。