クラウド型配車システムでコスト大幅削減
日本ユニシスは、スマートフォンを利用したクラウド型タクシー配車システム「smartaxi(スマートタクシー)」を開発、ケイエム国際タクシー株式会社での実用化検証を経て、本番稼働を開始していることを発表した。
車載端末はスマートフォンで広域での利用が可能
smartaxiは、サーバーなどのシステムリソースを必要としないクラウド型サービスで構築。インターネットに接続されたパソコンを用意するだけで、サービスが利用可能。クラウド型のため、短期間での導入が可能な上、月額課金制で費用が平準化できる。また、アンテナや車輌に搭載する無線送受信機、カーナビ専用機なども不要のため、初期費用も従来のシステムに比べ大きく抑えられる。
タクシー無線ではなく携帯電話回線を使用し、車載端末には汎用的なスマートフォンを採用しているため、不感地帯が非常に少ないのも特徴で、日本全国どこでも繋がるため、独自の配車センターを抱える必要が無く、配車業務のアウトソースも可能としている。
また、車載スマートフォンのGPS情報は、リアルタイムで配車センターに送信され、車輌の位置が地図上で表示され、オペレーターは利用者の現在位置から一番近い車輌を自動で配車することができる。
乗客は、日本ユニシスが提供する"スマートフォン配車アプリ"を利用することで、簡単に一番近くにいるタクシーを呼ぶことができる。これはオペレーターを介さずに配車されるため、迅速な配車の実現が可能となっている。

ニュースリリース
http://www.unisys.co.jp/news/nr_111128_smartaxi.html