パナソニック電工株式会社は、埋込型のマンション用セキュリティインターホン『MONION-R(モニオン・アール)』の親機4機種を2011年4月21日に発売することを発表した。
近年、オートロックシステム採用のマンションのうち、埋込型インターホンの採用比率は増加傾向にあり、拡大するリニューアル市場においても埋込型の需要の増加が見込まれているが、そこで、同社は、今回、さまざまなインターホン機器のサイズを検証し、リニューアルに適した埋込型の同製品を開発したとのこと。
具体的には、「リニューアル時の日焼け跡を覆い隠せる大きめサイズ」を採用した点や、「既設壁の開口に寸法を対応させた埋込部とスライド穴構造でスムーズな施工を実現」した点、「相手の話す速度をゆっくりとした速度に変換することで、誰でも聞き取りやすく会話できる“ゆったりトーク”機能を搭載」した点などが、同製品の特長として挙げられている。
トランシーバーのレベルから脱却できなかったインターホンだが、やり取りの円滑化に一役買えるのは、よいこと。死角の多いビル型マンションにおいては、いきなりドアを開放するリスクは大きいための苦肉の策ともいえよう。
パナソニック電工株式会社リリース