負債約14億5500万円
1日、帝国データバンクが伝えた大型倒産速報によると、低価格の薄型液晶テレビ販売会社であったバイ・デザインが東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債は2009年12月期で約14億5,500万円。2011年に入ってからは経営は完全にストップしていたという。
同社は2003年6月設立された。デルコンピュータ日本法人の代表を務めた飯塚克己が独立し、主には薄型テレビ販売を事業として運営されていた。部品調達から製造過程を全て低コストの海外企業に外部委託する事により、液晶テレビの価格は大手企業の半額程度を実現した。
しかし液晶テレビの競争が激化する中で、2006年度12月期に年売上高約75億円であったものが、2007年12月期に約61億円、約5億円の最終赤字を記録。以後は不適切経理問題などにも悩まされ、販売は伸び悩み、2009年12月期も年売上高は約18億7,100万円と沈滞。苦戦の末、今回の事態に陥ったという。