シャープ株式会社は、電気自動車に搭載されている駆動用バッテリーを、住宅用の蓄電池として利用できる「インテリジェントパワーコンディショナ」を開発したことを発表した。
同製品は、同社が太陽光発電システム用パワーコンディショナの開発で培った電力制御技術を活用して、「太陽電池」や「蓄電池」を系統電力と連携させることで、住宅への安定した電力を供給するというもので、将来の「DC(直流)家電」の普及を見込み、直流電力の供給も可能としている。
加えて、市販の電気自動車をベースに行われた実証実験では、電気自動車の駆動用バッテリーから8kWの電力供給に成功しており、住宅用蓄電池として活用する場合でも、消費電力を賄える可能性も期待されている。
オール電化をよしとするか、その判断には悩むところだが、CO2排出の削減などエコ生活を実現するかたわら、その危険性は見逃されているようだ。ひとつには感電、もうひとつは漏電。余った分は、電力会社に売却する選択肢もあるが、個々の家庭からの逆流は、安定した供給量をコントロールできなくなる恐れもある。まずは、長所短所の理解から。
シャープ株式会社リリース