株式会社ユビキタス(以下、ユビキタス社)は、無線LANモジュールを電源タップに内蔵した『iRemoTap(アイリモタップ)』システムを、試作開発したことを発表した。
今回の試作開発およびデモは、組込み機器制御機能およびWebサービス連携機能を、ユビキタス社の組込み機器向け無線LANソリューション「Ubiquitous AIR NOE Solution」および試作開発した無線LAN対応電源タップに搭載することで実現している。
同試作品は、それぞれの機器がいつどの程度電力を消費しているかなど、個々の機器の節電状況を確認可能とするもので、無線LAN通信機能により、消費電力の情報をWebサービス上の各ユーザ専用サイトに自動的にアップロード、メールや『twitter』のつぶやきによる、消費電力が一定の値を超えた場合の通知機能も実現されている。
同試作品の利用に際して、特別な追加の機器は不要で、無線LANルーターや無線LANアクセスポイントがあれば、すぐに利用可能とのこと。
なお、無線LANモジュールには、「Ubiquitous AIR NOE Solution」が動作する、ルネサス エレクトロニクス販売株式会社提供の製品が組み込まれている。
同試作品およびWebサービスは、2011年5月11日から東京ビックサイトにて開催されるESEC2011(組込み開発技術展2011)の同社ブース(西1-71)において、展示およびコンセプトデモを行う予定となっている。
電力の供給は、需要に応じて行われるもので、そのバランスが狂う恐れがあるのが、最大消費時のみとも考えられる。言い換えれば、消費量の多い季節のピークの時間帯を分散すればよいことになる。特別な節電の必要性は感じないが、それぞれの家電が消費する電力への知識欲は確実に刺激されるだろう。
株式会社ユビキタスリリース