花育成を題材に患者の日々のモチベーションを維持
新日鉄住金ソリューションズは27日、糖尿病の重症化予防※ を目的に、スマートフォンアプリを活用した糖尿病治療継続支援サービスの実証実験を、この12月から北九州市で始めると発表した。
経済産業省の委託事業として採択された事業として北九州予防医療サービス産業創出コンソーシアムが進めるもので、同社がこの代表を務める。
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そこで同社では、糖尿病患者の日々の健康情報の記録・管理のモチベーションを維持するため、花の育成を題材にゲーミフィケーションの要素を組み込んだスマホアプリ「Smile Flower」を開発、患者の健康情報や生活履歴情報を蓄積・活用し、地域の医療関係者と自治体などが連携協力して同支援サービスの実現を目指すという。
この実証実験では、同社の健康保険組合を含めた北九州市在住の健保組合員のモニター協力を得て、同サービスの治療継続に対する有効性について検証することになる。
※糖尿病の重症化予防
いま予備軍を含めると約2210万人と推計される糖尿病患者の半数は、治療中断やコントロール不良によって合併症を引き起こすリスクが高く、健保組合などでは重症化による高額医療費負担を抑制するため、治療中断率の改善が重要な課題となっている。

発表記事
http://www.ns-sol.co.jp/press/2012/20121227_110000.html