沖縄での実証から
ソフトバンクテレコムは8月1日、観光事業に携わる自治体や団体、企業向けに、観光クラウドサービス「Japan2Go!」の本格提供を開始した。
「Japan2Go!」は、ご当地観光アプリケーションの開発が低コストで容易にできる本格的なクラウド型のアプリケーション開発・配信プラットフォーム。
ソフトバンクテレコムでは、内閣府による外国人受け入れ強化事業の一環で行われてきた「ICTを活用した観光客受け入れ促進コンソーシアム」の1つである「沖縄観光情報システムモデル機能強化事業」を、沖縄観光促進のための実証事業として2010年から2011年にかけて行ってきた。
この事業で構築した多言語対応の観光情報配信プラットフォームおよびスマートフォンアプリケーション「Okinawa2Go!」をベースに、大幅な機能強化を行い、今回「Japan2Go!」として提供を開始する。
開発を低コストで短時間に
「Japan2Go!」を使えばGPS位置情報を利用して周辺のスポット情報をスマートフォンへ配信し、来訪者・観光客の行動を誘発することで、今までにない多彩な観光体験を創出することができる。
また、個人を特定しない形でアプリケーションユーザーの行動ログを取得することも可能で、新たな観光施策の立案などに利用できる行動分析結果を収集することもできる。
アプリケーションのイメージとなるトップ画像を含む画像情報および観光・地域情報などのコンテンツをフォーマットに合わせて登録するだけで、本来開発にかかる期間を大幅に短縮し、さらに費用も抑えて開発することができるため、期間限定で利用することにも適している。
さらに「Japan2Go!」は、公益社団法人日本観光振興協会が保有する全国15万件の観光データベースと、地域独自の観光情報や観光事業者の店舗情報を組み合わせた情報提供で、観光客の消費を促す機会を創出する。

ソフトバンク│プレスリリース
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