デバイスの複数台持ちで利用が加速
トレンド総研が8月20日に発表したインターネット調査の結果によると、20~40代有職者男女500名のうち、83%の人が「クラウド」を用いたサービスの利用経験が「ある」と回答していることが分かった。
「クラウドが身近なものになったと思いますか?」という質問では、全体の58%と約6割が「そう思う」と回答している。
「現在所有しているデバイス(情報機器)」に関しては複数回答で「ノートパソコン」68%、「デジタルカメラ」55%、「スマートフォン」60%などが上位にきており、デバイスを2台以上持っている人の割合は83%にも上っている。
多くの人が、複数のデバイスを使い分ける上で、写真・音楽・ドキュメントなど、さまざまなデータをネットで共有できるクラウドサービスが普及している現状が浮かび上がった。
(画像はプレスリリースより)
データにまつわる問題を解決
調査結果において、具体的な利用内容では、「ウェブメール」が81%と最も多く、「ファイル共有サービス」は33%、「パーソナルクラウド」は22%だった。
また、「パーソナルクラウド」活用術や最新トレンドについて専門家にインタビューを行い、「パーソナルクラウド」が急速に身近になった理由として、ファイルサイズの大きな写真・動画など、個人が扱うデータがこの数年で圧倒的に増えたことで、オンライン上において、データをストックしたり、やり取りしたりという動きが急速に一般化したことを挙げている。
さらに、「スマートフォン」の普及により、個人が取り扱うデータの容量が増えたことで、端末の移行時に生じるデータの「行き止まり」問題や、端末ごとにデータを保存した場合に起こるデータの「行方不明」問題、スマートフォンのみに保存している場合に起こるデータの「紛失」問題など、これらリスクを回避するためにも「パーソナルクラウド」を活用する人が増加したと考えられている。

トレンド総研
http://www.trendsoken.com/ValuePress!│20~40代男女、「クラウド」利用者は8割以上! 『1億総クラウド時代』に突入!?
http://www.value-press.com/