スマホをモニターに
ソニーは9月12日、スマートフォンと組み合わせて使えるレンズスタイルカメラ2機種を発売した。
新発売となった「DSC-QX100」と「DSC-QX10」はスマートフォンに取り付け、Wi-Fi接続することで、スマートフォンの画面をモニターとして映像を確認しながら、写真や動画を撮影することのできる新スタイルカメラ。
カメラを構成するレンズ、CMOSイメージセンサー、イメージプロセッサに加え、ズームレバーやシャッターボタン、電源ボタン、メモリーカードスロット、バッテリーなどを全てレンズ型のボディに搭載している。
スマートフォンをモニターとして使用しない場合には、手持ちで自由な角度に構えながら撮影することでき、スマートフォンに取り込んだ写真を好みのアプリを使って編集・加工・SNSへのアップロードすることもできる。
(画像はニュースリリースより。)
高画質・高感度か高倍率ズームか
「DSC-QX100」は、より高画質・高感度な撮影ができ、「DSC-QX10」は光学10倍ズームで撮影できる高倍率ズームカメラという位置づけで、カメラ性能の向上を求めるスマートフォンユーザーに向けて発売される。
高画質・高感度撮影が特徴の「DSC-QX100」は、高級コンパクトカメラ「RX100II」と同じ、大型(1.0型)裏面照射型Exmor R(R)(エクスモアアール)CMOSイメージセンサー(有効約2020万画素)と、あらゆる焦点距離で優れた描写性能と美しいボケ味を両立する開放値F1.8の大口径カールツァイス「バリオ・ゾナーT*(ティースター)」レンズを搭載し、小型・軽量の普段使いしやすい商品ながら、これまでとは違った本格的な撮影ができる。
「DSC-QX10」はこれまでスマートフォンの単焦点カメラでは難しい遠方の被写体をブレずに画質の劣化なく美しく撮影でき、有効1820万画素1/2.3型の裏面照射型Exmor R CMOSイメージセンサーおよび「プレミアムおまかせオート」の搭載により、従来撮影が困難であった暗いシーンでも、フラッシュなしで明るく、ノイズを抑えた撮影を可能にした。
市場推定価格は「DSC-QX100」が55,000円前後、「DSC-QX10」が25,000円前後と推定されている。

ソニー│ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/