2時間以上の使用もある程身近になった「スマートフォン」
総務省は、高校1年生約3500名を対象に行った青少年のインターネット・リテラシーのテスト及びアンケートの結果を発表した。青少年にとって「スマートフォン」が最も身近なインターネット接続機器であることが分かった。
昨年度は59%だったスマートフォン保有者は、今年はなんと全体の84%を占めている。1日あたりの平均使用時間だが、スマートフォンは「2時間以上」だが他の機器は「30分未満」程度と圧倒的だ。
インターネット接続機器としての利用も多い
最もインターネット接続機器として使用している機器についての結果を見ると、昨年度は48%だったが、今年は全体の75%とスマートフォンの利用率が高いことが分かる。
情報漏洩やリスクについての結果も興味深い。全体の33%が「情報漏洩の危険性」について認知していない。接続機器別に見ると、スマートフォンのみ保有の青少年は正答率64%だが、PCをよく使う青少年は73%。
インターネット接続機器として「スマートフォン」は身近であるが、青少年という成長期のユーザーにおいてはリテラシーについて課題があることが分かった。簡単に繋がるからこそ、リスクを理解し、安全に使えるようにしていきたい。

総務省報道資料
「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」の公表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等
http://www.soumu.go.jp/main_content/00024