iPhone版もバージョンアップにより「LINE電話」が実装
LINE株式会社は2014年5月2日、無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE」iPhone版のバージョンアップを行った。
(画像はプレスリリースより)
これによりiPhone版も国内外の固定・携帯番号へ低料金で通話ができる「LINE電話」に対応が開始された。
低料金で通話が可能
「LINE電話」はAndroid版のほうで3月17日から先に実装されていた機能だ。これは、「LINE」を利用しているユーザーならば、初期設定不要で固定電話や携帯電話の番号に発信できる機能である。
料金はアプリもしくはLINEウェブストアからコールクレジットをチャージして利用する方式をとっている。通話料金以外は料金がかからず、30日プランなども用意されている。
「LINE電話」からケータイ・スマホをコールクレジットでかける場合は14円/分、30日プラン(固定+携帯)は6.5円/分。「LINE電話」から固定電話の場合はコールクレジットの場合3円/分、30日プラン(固定)の場合は2円/分、となっている。
なお、店舗などに「LINE電話」で通話をした場合、通話先がLINE@加盟店の場合は通話料金は無料となる。
「LINE」ユーザー同士であれば、通話は従来の無料通話機能で行い、一般ユーザーの電話番号への通話は低料金の「LINE電話」を使用するなど、利用シーンに応じた便利な通話機能の使い分けができる。
強化された本人確認のプロセス
この「LINE電話」だが、より安心して使用できるように本人確認のプロセスは強化されている。
本人以外の電話番号を利用して「LINE電話」で電話をかけている可能性があった場合、「LINE」に認証に関するポップアップが表示されるので、それをタップすると「LINE」へ登録している電話番号宛にSMSで暗証番号が届く。
その後は「LINE電話」の画面で暗証番号を入力しないと「LINE電話」から発信した電話番号は非通知となる。
これは認証のキャンセルおよび失敗のほか、バージョン4.3.0未満の「LINE」を使用している場合でも同様だ。
世界200以上の国と地域に対応
なお「LINE電話」は現時点では日本・アメリカ・メキシコ・スペイン・タイ・フィリピン・コロンビア・ペルー・オーストラリア・アルゼンチン・マレーシアの11カ国200地域に対応している。
LINEは、「LINE電話」の供給を通じて更なる利便性の強化および、LINE全体のコミュニケーションの活性化を図る。それによりグローバル市場における利用者拡大を目指していく。

LINE株式会社 ニュース
http://linecorp.com/press/2014/0502735LINE LINE電話
http://line.me/ja/callLINE 公式ブログ
http://official-blog.line.me/ja/archives/1002260449.html