家族を対象とし立ち上げられたサービス
西日本電通電話株式会社(NTT西日本)は、「フレッツ光」を利用している顧客を対象に、離れて暮らす家族のコミュニケーションをサポートするサービス「ゆるコミ」の提供を2014年7月1日から開始した。
アプリケーションはAndroid端末用で、Google Playからダウンロード可能である。
このサービスは離れて暮らす家族が互いの時間を拘束せずに”ゆるやかにつながる”見守りから、テレビ電話のような”密なつながり”まで4つのコミュニケーション機能を簡単に幅広い利用層で利用できるようになっている。
ユーザーインターフェイスやサービスのデザインも老眼や老視に対応していたり、ほかにも子世帯から親世帯の設定が行えたりと円滑なサポートが用意されており、細やかなサービスが設けられている。
ほかにも片方が月額料金190円(税別)を支払い利用しているだけで、2拠点まで無料で利用ができ、無料で使用できる相手はインターネットに接続できる環境ならばどこでも利用ができるなどの安価なサービスにもなっている。
搭載されている機能
なお、機能はつぎのようなものが搭載されている。
・キャラクターを介することで”監視されている”ようなネガティブなイメージをもたない「あんしんシグナル」
・指で画面にメッセージを描く「手描きのてがみ」や、声を録音して送る「声のてがみ」機能を搭載することによって文字入力が苦手でもメッセージが送れる。
・タブレットやスマートフォンで撮影した写真を簡単な操作で相手に送れる「簡単写真送付」
・ワンタッチボタンに相手を登録しておけば、簡単にテレビ電話をかけることができる「テレビ電話」
サービス作成の背景
このサービスを作った背景には、近年の日本が高齢化社会となっていることがある。
人口の都市集中や住宅事情等により、核家族化や高齢者の一人暮らしが増えており、離れて暮らす家族は互いに心配しながらも生活時間や子育ての忙しさから、十分なコミュニケーションをとることが難しい。そのため従来の電話やメールとは異なった、誰にでも使いやすいサービスの提供を開始した。
NTT西日本は、光ブロードバンドサービスを活用して様々な生活スタイル、行動デザインを「デザイン」し、新しい文化を創造する「スマート光ライフ構想」の実現を進めており、「ゆるコミ」のサービス提供はこれを具現化する一つと考えている。

NTT西日本 ニュースリリース
https://www.ntt-west.co.jp/news/1406/140630a.html