iCloudを最大限に利用
米アップル社は16日、今夏に発売が予定されているMacの次期基本ソフト、
OS X Mountain Lionのプログラム開発者向けプレビューを発表した。アップル社はこの新しいバージョンで、現在1億人がアカウントを持つiCloudを最大限に利用し、100以上の新しい機能を提供するとしている。
MacがiPadに近くなる?
iPadからインスピレーションを受けて誕生したというこの
OS X Mountain Lionでは、iPad、iPhone、iTouchと連動する機能が多く備わっている。「Messages」は「iChat」の改良版で、MacからiPadなどへメッセージを無制限で送ることができ、「Game Center」ではMac同士、またはiPadやiPhoneユーザーともゲームの対戦を楽しむことができる。また、iPadなどでも使用されている「Notification Center」はデスクトップの右上に現れ、この通知を画面から消すには、2本指でトラックパットを左から右へスワイプさせる、という動作が取り入れられている。
新たなセキュリティ対策
「Gatekeeper」と名付けられた新たなセキュリテイソフトも搭載。利用者はアプリをダウンロードする際に、アップルストアからのみ、またはアップルから発行されたIDを持つ開発者のアプリのみをダウンロードする、という設定をすることができ、悪質なアプリによるウィルス感染などを防ぐことを目的としている。
前回のOS X Lionの販売方法と同じく、こちらもアップルストアからのダウンロードのみでの販売となる予定。前回の発売時は29.99ドルで販売され、初日のダウンロードが100万件を超えただけに、今回の
OS X Mountain Lionにも注目が集まる。

Appleプレスリリース
http://www.apple.com/pr/library/2012/02/16Apple-Releases-OS-X-Mountain-Lion-Developer-Preview-with-Over-100-New-Features.htmlOS X Mountain Lion概要
http://www.apple.com/macosx/mountain-lion/