twitterやFacebookなど活用のプロモに注目
矢野経済研究所は27日、今年の国内スマートフォンアプリ市場(アプリストアなどを通じて流通するソフト・アプリのサービス)について、スマートフォン/タブレットPCのアプリ関連ディベロッパとパブリッシャを対象に行った調査結果を発表した。(調査期間:2011年10月~2012年1月)
この結果、国内のアプリ市場規模は、2011年実績の82.2億円に対し2012年は139.9億円(前年比1.7倍)と急成長、その後も拡大すると予測する。これには、デバイスの普及、通信インフラの整備、アプリ内課金モデルの普及などが好材料となっているとのこと。
一方で、アプリ開発に参入しているディベロッパは多数いて、販売単価・数の規模が小さいことから収益性に問題を抱えている。さらにアプリ流通数の増加とともにユーザが認知し難くなり、プロモーションでの課題が顕在化していて、販促コストを抑えるためtwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを活用したプロモーションが注目されているという。
レポートではこのほか、中国との対比したユーザへのアプリ購入時の参考情報を聞いた結果、日本のユーザは「アプリストアのレビュー(65.3%)」や「アプリストアでのランキング(57.0%)」が多いのに対し、中国は「クチコミ(リアルの知人から)(77.0%)」が最多だったと報じている。

「スマートフォン・タブレットPCアプリ市場のトレンドと中期展望」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C53113800発表記事
http://www.yano.co.jp/press/pdf/919.pdf矢野経済研究所
http://www.yano.co.jp/