顧客とのコミュニケーション充実と営業活動の改革で
NECは13日、住友生命の営業職員(スミセイライフデザイナー)用の新携帯端末として、40,000台の専用スレートPC(下図)を納入すると発表した。
住友生命では、顧客への対面コンサルティングを更に充実させるべく、この7月から全国約3万人の営業職員が従来のモバイルPCからスレートPCの利用に切り替える。同PCは、持ち運びなどの利便性向上と、既存資産の有効活用も可能なWindowsベースであることから採用したという。
新端末は、薄型・軽量で携行し易いとともに、斜めや横からも見易い12.1型の広視野液晶大画面で、ペン入力に適した抵抗膜方式のタッチパネルを搭載、付属のペンや指でドラッグやクリックなどの操作ができるなど一緒に画面を見ながらの説明がし易く、営業コンサルティングに好都合な仕様となっている。
また本体には、無線LANとNTTドコモのLTEサービス対応機能を内蔵し、各種手続きに必要な顧客情報をスピーディに取得できるとともに、大容量バッテリは約8時間駆動と、外出先での長時間利用も可能となっている。
「VersaProシリーズ」として一般販売の予定も
このほか、同機には高度なセキュリティ機能があり、端末認証用USBキーとID・パスワードを入力しないとシステムが利用できないほか、端末内には顧客データを保存しない仕組みとし、個人情報保護を徹底する。
なおNECでは今後、この住友生命向け専用スレートPCを汎用化したモデルを、「VersaProシリーズ」として販売する予定としている。

ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/1203/1301.htmlNEC
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