Facebook活用者の4割が新規開拓営業に効果を実感
三三(株)と(株)ネットマイルは、協同でBtoB企業に勤務する法人営業職600名を対象にネットリサーチを行い、FacebookなどのITサービスや、SFAなどの営業支援システムの業務利用について調査した。
この結果、BtoB企業勤務者の10%前後がFacebookを個人的に営業活動へ活用していると回答、個人的に利用しているツールのうちではスケジュール管理用カレンダーアプリの約14%に次ぐもので、利用者の約40%が新規開拓営業に役立ったと実感しているという。
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この理由には、「“いいね!”やコメントで仕事相手との距離を縮める」「相手の略歴/趣味など、詳細な情報を知る」といったプロフィールや状況の確認という活用法が多く、会う前から気軽に交流できたことにより「アポイントメントにつながった」29%、「商談が盛り上がった」27.5%など、訪問やアイスブレイクに繋がるような効果を挙げていた。
名刺管理は未だにアナログな管理方法に留まる
その一方で、プライベート情報について「載せられなくなった」37.7%、「仕事相手に知られてしまった」約20.3%などの悩みも多く、プライベートと仕事の区別が付けられなくなるという実名SNSならではの難しさを表す結果だったとのこと。
また、名刺管理では67.2%の人が課題感を持っていて、「かさばって整理しきれない」「必要な時に名刺が見つけられない」のほか、データ化には「最初の顧客情報の入力に手間がかかる」といった悩みが多く、IT化が進んでいず未だにアナログな管理方法に留まっているのが実態だった。
同社では、顧客情報管理が内包するリスクに対する危機意識や、ITによる管理業務効率化の意識は未だ低く、今後の意識改善が期待されるとしている。

発表記事
http://www.33i.co.jp/news/120314.html三三(株)
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