2,000億円市場の出現も?
株式会社シード・プランニングは、2012年5月25日、「スマートフォント/タブレット端末のアクセサリーと周辺機器」の動向調査を実施し、その結果を公表した。
調査は、2011年11月~2012年5月の期間に、周辺機器、アクセサリーメーカーといった関連企業を対象に、各種公開情報等の収集や、訪問・電話によるヒアリング方式で行われた。
調査結果によると、2011年の国内市場規模を824億円とし、2016年には2,680億円にまで拡大すると予測している。分野別にみると、アクセサリー市場は、720億円から1,412億円へ約2倍の成長、周辺機器市場は104億円から1,268億円へ約12倍の成長としている。
「見る」だけでなく「使う」
また、同調査では、現在の周辺機器製品と今後想定される周辺機器製品とを比較しており、充電やイヤホン、キーボードやWiFiルーター、ワンセグチューナーなどの「見る」ための機器から、センサーや生体計測、決済といった「使う」ための機器へのニーズが高まるものと指摘している。
どのように効率よく「見る」ことができるか、普及の前に環境整備が必要であるように、どのように「使える」かといった段階になれば、ユーザーへの“教育”は、欠かせないものといえよう。タブレットに限れば、画面の大きさを有効に活用したり、低年齢層に限れば、キーボードを無くすことで想定外の操作を予防する効果も期待できるのではないだろうか。

株式会社シードプランニング プレスリリース
http://www.seedplanning.co.jp/press/2012/2012052501.html