タブレット普及への新サービスを万全に
マカフィー株式会社は、2012年5月25日、『eoスマートリンク』専用タブレット全機に、マルウェア対策機能の提供を開始することを発表した。
『eoスマートリンク』とは、株式会社ケイ・オプティコムが、2012年6月1日から販売を開始する、光ファイバーインターネット接続サービス「eo光ネット」のユーザー向けの、タブレット端末に特化したサービスのこと。
同サービスの基盤となる『eoスマートリンクプラットフォーム』では、「eo光ネット」の回線と“まとめて”の決済機能や、Eコマースなどのサービス連携機能をはじめとして、新規参入障壁を低減したことにより、既存のオンラインサービス事業者だけでなく、初めてオンラインサービス事業に進出する事業者との連携も実現しており、現在、24の事業者が参画を表明している。
急増する「Android」端末への攻撃対策へ
また、同サービス専用のタブレット端末が、「Android4.0」搭載の『Sony Tablet』である点や、「Google Play」や「eoアプリマーケット」から、100種類以上のアプリを自由に利用することができる点などから、近年急増の度を強めている“Androidをターゲットとしたマルウェア”の脅威に対して、セキュリティの確保が必須の課題とされていた。
今回、端末に搭載されるマルウェア機能は、ウイルス、スパイウェア、トロイの木馬の攻撃や、不正なアプリケーションのダウンロードを阻止するというもので、自動アップデート機能により、新しい脅威にも即時に対応が可能とされている。
なお、タブレットに特化したモバイル端末向けのセキュリティ機能については、秋以降の搭載が予定されているが、コンビニエンスストアの店舗内に設置されている、サービス端末を想起させる今回のサービスは、オンラインサービス初心者ともいうべき事業者も含まれる。スマートフォンほどの普及が進むためには、いたしかたないというべきか。

マカフィー株式会社 プレスリリース
http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_12a.asp?pr=12/05/25-1株式会社ケイ・オプティコム プレスリリース
http://www.k-opti.com/press/2012/press14.html