業務へのスマホの浸透度を探る調査
キーマンズネットは、「業務用スマートフォンの導入状況」に関する調査を実施し、その結果を公表した。
調査は、2012年3月21日から2012年4月2日にかけて、企業のIT担当者を対象にアンケート方式で行われ、有効回答数は、847件(情報システム部門が47.1%、一般部門が52.9%)となった。
調査結果によると、まず、「業務用スマートフォンの導入状況」の問いには、「業務用スマートフォンを既に導入済みである(14.5%)」、「業務用スマートフォンの導入を検討している(7.9%)」、「業務用スマートフォンに興味があり、いずれは検討する(17.2%)」といった前向きの回答が4割となる一方、「興味はあるが、検討はしない(30.6%)」、「今のところ関心がない(29.8%)」といった消極的あるいは無関心の回答が、6割に上る結果となった。
「iPhone」への信頼性?
次に、「端末とOS」に関して、「導入済み」、「導入予定」と回答した人に「業務用スマートフォンの端末」について尋ねたところ、いずれも1位は「iPhoneシリーズの端末(導入済み:55.7%、導入予定:68.1%)」と、他端末を大きく引き離す結果となった。
また、「OS」については、「導入済み」では、1位「Android(59.3%)」、2位「iOS(52.8%)」、となる一方、「導入予定」では、1位「iOS(68.1%)」、2位「Android(66.2%)」と、首位を分け合う結果となった。Android端末の“数の威力”を見せ付けられたようだ。
さらに、「導入済み」、「導入予定」と回答した人に、「導入のきっかけ」を尋ねたところ、いずれの場合も、1位は「業界での業務用スマートフォンの導入が進んでいるので、自社でも積極的に取り入れた(導入済み:36.9%、導入予定:42.9%)」との回答結果となった。
「導入済み」と回答した人に、業務用スマートフォンの「満足度」を尋ねたところ、「とても満足している(8.2%)」と「まあ満足している(56.6%)」を合わせて、全体の6割超が「満足」との回答結果となった。特に、従業員1,001名以上の企業では、その割合が76.6%にまで跳ね上がる興味深い結果も表れている。

キーマンズネット プレスリリース
http://www.keyman.or.jp/at/pcmob/mobile/30004611/