ソニー株式会社は、くり返し使える充電式ニッケル水素電池や、充電式リチウムイオン電池を内蔵するUSB出力機能付きポータブル電源などをラインナップした製品群、新「サイクルエナジー」シリーズを発売する。
ラインナップのひとつである単3/単4型充電池には、「シルバー」と「ゴールド」、2つのモデルがある。「シルバー」は単3型の充電池で、約1,500回の再充電が可能なタイプだ。容量は1,000mAhと少なめながら、それでもアルカリ電池より約1.5倍長持ちするという。価格はオープンだが、2本セットで500円前後となるようだ。
また、「ゴールド」では、単3型と単4型が用意され、容量はそれぞれ2,100mAh/800mAhとなっている。アルカリ電池との比較では、単3型で約3倍、単4型で約1.9倍長持ちするという。「ゴールド」の再充電回数は約1,000回となっている。こちらもオープン価格だが、2本セットで800円前後が予想されている。
USB出力機能付きポータブル電源は、携帯電話やゲーム機など、USBからの電源供給を受けられるデバイスの予備バッテリーとして使うことができる。充電部分とバッテリーが分離できるようになっており、持ち出しの際には、バッテリーだけのコンパクトな形状になる。
単3型充電池では、用途に応じて2つのタイプから選べるのが新しいところだ。環境負荷の低減、というと大げさに聞こえるが、単純に「使い捨てない」だけで、それは実現できる。しかも、経済性も高いのだから、これを使わない手はないだろう。

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http://www.sony.co.jp/(編集部 清水昭)