シニア層への普及度を図る調査から
株式会社MMD研究所は、2012年8月27日、「シニア層のスマートフォンの利用及び、購入意向に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。
調査は、2012年8月8日から8月9日の2日間、インターネットによるオンライン調査にて行われ、有効回答数は、884人となった。
調査結果によると、「スマートフォンの所有率」の問いには、「SoftBank(4.4%)」、「docomo(4.1%)」、「au(1.9%)」、「その他(0.7%)」との回答結果となり、約11.1%がスマートフォンを所有している結果となった。
また、「スマートフォンを所有したきっかけ」について質問したところ、「スマートフォンで利用してみたい機能やアプリがあったから(36.7%)」との回答が最も多く、以降「好きなメーカー、ブランドからスマートフォンが出たから(18.4%)」、「家族や友人・知人など周りがスマートフォンを持っていたから(17.3%)」といった回答が続いている。
逆に、スマートフォンを「持っていない」人を対象に、「スマートフォンの購入意向」について尋ねると、「あまり購入したくない(24.6%)」、「まったく購入したくない(16.8%)」といった消極的な回答は、合わせて41.4%となった。
さらに、「あまり購入したくない」、「まったく購入したくない」と回答した人を対象に、「スマートフォンを購入したくない理由」について尋ねたところ、「スマートフォンの必要性がない(54.8%)」が最も多く、次いで「月額料金が高い(44.0%)」、「端末代金が高い(32.6%)」という回答結果となった。
「らくらくスマホ」も認知度5割強
また、スマートフォンを「購入する際に重視する(した)機能やサービス」について、「重視する」、「まあまあ重視する」の回答が多かった項目は、端末に関する項目では「操作性の良さ(95.2%)」が最も多く、次いで「画面の大きさ(94.1%)」、「文字入力のしやすさ(93.8%)」が続く結果となった。ちなみに、今月から発売されている『らくらくスマートフォン』の認知度については、回答者の55.7%が「知っている」とのこと。『らくらくフォン』の良い意味での影響がおよんでいるようだ。

株式会社MMD研究所 プレスリリース
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