輸送大手がタブレット対応へ
日本通運株式会社は、2012年8月20日、タブレット端末輸送用梱包(こんぽう)資材『パソコンポ_ダブレット』を開発したことを発表して、同日から同資材の販売を開始している。
同製品は、1988年から同社が販売を行っている、パソコン輸送用梱包(こんぽう)資材『パソコンポ』のタブレット対応版という性格のもので、特殊フィルムで製品を挟み、“つり下げた状態”で運ぶことにより、振動・衝撃を最小限に抑えるといった『パソコンポ』から継承する機能に加えて、パソコンに比べて、厚みのない端末本体や、操作がタッチパネル方式の液晶画面など、タブレット端末の特徴に配慮して、新たに液晶画面の擦り傷を防ぐ帯電防止ミラーマットが装備されている。
株式会社MM総研が、7月12日に公表した「タブレット端末集荷台数の推移・予測」では、2011年度のタブレット端末出荷台数は前年比2.3倍の278万台となっており、さらに、2016年度には、タブレット端末市場は798万台にまで成長するとの予測もなされている。
熟成途上の端末の修理目的も大きな要因か
今回のタブレット対応版の開発には、タブレット端末自体の予想以上の普及が進みつつある現状に対応する必要があったためとみられるが、いわゆる有望市場での「モデル」となるべくアクションを起こした意味合いも小さくはないようだ。

日本通運株式会社 プレスリリース
http://www.nittsu.co.jp/press/20120820-1.html株式会社MM総研 ニュースリリース
http://www.m2ri.jp/newsreleases/