スマホアプリの「命」である画像にこだわる
共同印刷株式会社は、2012年9月18日から、新サービス『ぱとりしあモジュールネットワーク版サービス』の提供を開始している。
同サービスは、スマートフォン用アプリの開発者に、2009年に同社が開発を発表したスマートフォン用画像認識エンジン『ぱとりしあ』の画像認識機能を提供するというもの。サービスを利用することにより、スマートフォンのカメラを画像にかざすだけで、対応するコンテンツやアクションを呼び出すことができるようになる。
ちなみに、「画像認識」とは、コンピューターに“画像に何が映っているのか認識させる”こと。一方、デジタル画像を構成する信号のパターンから意味を抽出することを「パターン認識」と呼ぶ。
同サービスを利用する場合には、同社の専用サイトから会員登録を行うことで、開発者自身が、開発キットのダウンロードや、Googleアカウントを使用しての画像の運用管理をできるようになる。また、画像の登録は、1万枚まで可能であることから、カタログ冊子や、定期雑誌などへの利用が期待されている。
精緻な印刷技術をスマホ上で再現となるか
今後、同社は、印刷物やデジタルサイネージなどの“オフライン”と、動画やウェブ配信などの“オンライン”とをつなぐ新しいクロスメディアツールとして『ぱとりしあ』を推進することで、ITソリューション事業の強化に努めるとのこと。
なお、販売金額は、画像認識リクエスト1件あたり3円(月締め請求)の従量課金制となっており、初期導入費や固定費は無料となっている。

共同印刷株式会社 プレスリリース
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