無料プランの事前登録開始
モバイル、Webアプリケーションの企画・開発を行うエアーズ株式会社(本社:静岡県浜松市、加藤匡邦代表取締役)は、中小店舗などを対象にした、スマートフォン用会員カード管理システムサービス「Smaca(スマカ)」を発表した。無料プランは11月開始予定。事前登録は、ウェブサイト上で行っている。
アップルはiPhoneなどの新しい基本ソフトiOS6に、店のクーポンやポイントカードなどを1か所にまとめておける「Passbook」を新たに搭載したが、身近なところで対応を表明しているのは「ぐるなび」、「TSUTAYA」、「ANA」などにとどまり、使い方がよく分からないと言うiPhoneユーザーもまだ多い。
中小店舗がターゲット
ただ今後、大手の参入が予想されるほか、いち早くPassbook機能を活用したい若いiPhoneユーザーらによって普及が一気に進む可能性もある。これまでのクーポン、ポイントカードシステムは、費用の面などから中小企業にとって導入のハードルが決して低くはなかったが、無料プランで使用感を確かめることができ、iPhoneやiPod touchなどを読み取り端末として使えるので設備投資費を低く抑えることができるなど、ポイントが高い。エアーズは、導入店としてレストラン、カフェ、美容院、エステ・ネイルサロン、各種専門店などを想定している。
SmacaはPassbookに対応した電子式会員カードの作成・配信システム、会員カードのQRコード読取りなどをおこなう店頭作業用の「Smacaリーダー」(アップルのAppストアで無料公開予定)と、会員の管理や利用状況の分析をおこなう管理ダッシュボードで構成している。
料金プランは、会員数や機能、サポートを限定した無料プランと、標準機能に通常のサポートがついたベーシックプラン、高度なカスタマイズが可能で優先サポートを行うプレミアムプランの3種類。エアーズは11月に無料プラン、12月に有料プランを開始し、2013年3月末までに、無料、有料合わせて1,000件の契約を目指している。
エアーズは、幕張メッセで行われる「第2回Web&モバイルマーケティングExpo 秋」(10月24~26日)に出展し、開発中のシステムを初公開する予定。

Smacaホームページ
http://www.smaca.jp/エアーズ株式会社
http://www.airs.co.jp/