Kindle導入に向けた無料サポートサービス開始へ
2012年10月17日付けで、米アマゾンがWhispercast for Kindleの開始を発表した。
これは、無料で、学校や企業、非営利団体に対し、Kindleの導入や管理、電子書籍の購入などをサポートするサービスである。また、BYODのサポートも含まれているとし、今後学生や従業員のプライベートの端末に対しても、このサービスは適用予定だとしている。
教育機関のタブレット市場はとても大きい
アマゾンは既に数百の学校において、テストを行っており、例えば、一人一人の生徒にアカウントを設定して使用することも可能だし、学年によってFacebookなどのソーシャルネットワークに制限をかけることも可能だとアピールしている。もちろん保護パスワード設定などでのセキュリティも万全とのことである。
学校はタブレットにとって、とても大きい市場である。というのも管理者にとってタブレット端末は、デスクトップ型のパソコンよりはるかに扱いやすく、子供たちにとっても、重たい本を持ち運ぶこともないため手軽で、動作面でもとても簡単だからである。Appleは既に、iPadで教育機関にターゲットを置いているので、アマゾンはこれに対抗し、教育機関などへのKindleの大量導入に向け動きだしたと見られる。
このサービスは、学校だけでなく企業や非営利団体にも提案しているため、Kindleのさらなる普及を進めている。

Whispercast for Kindle アマゾン
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml