安定したネットワークの設計・運用に。フリー版も
東陽テクニカは、スマホでWiFi利用可能エリアを調査できるAndroid版アプリ「AirMgnet AirMapper」を、11月1日から発売する。スマホやタブレットなどWiFiデバイスの企業内持ち込みにより、通信トラフィックが殺到するネットワーク・リソースの問題に対処するためという。
「AirMgnet」シリーズは米Fluke社製で、WiFiネットワークの調査・解析を目的としたツールとして数多くの実績があり、特に2004年リリースの「AirMgnet Survey」は、国内のシステムインテグレータや企業情報システム部門にて、WiFiネットワーク構築時の調査に多用されてきている。
今回リリースのAirMapperは、スマホ上で動作するため持ち運びに優れ、WiFiアクセスポイントの信号伝播状況を実測することで、容易にWiFiカバレッジエリアの調査ができる。
また、アクセスポイントの信号強度測定だけでなく、指定したアクセスポイントを経由するルートのスループット測定機能も搭載している。ユーザが体感するWiFiネットワークのスループットを実測して表示することで、スループットの低いエリアを視覚的に把握することができるため、安定したネットワークの設計・運用が可能になる。
なお、対応OSはAndroid 2.2以上で、Professional版のほか、スループット測定などに機能制限のあるフリー版の2種類が提供される。Professional版は、5ライセンスパックが98,000円(税抜)となっている。

(株)東陽テクニカ
http://www.toyo.co.jp/ 発表記事
http://www.toyo.co.jp/file/61102_AirMapper.pdf