ビューアーは12万ダウンロード
ニュートンプレスとニュートンが発行する科学雑誌「Newton」のiPad 版「Newton International Edition」の有料年間購読(3,000円)の申し込み人数が、1万人を突破した。iTunes App Store で無償提供中のビューアーアプリケーションも12万ダウンロードを超えたという。
科学界の今最も旬な話題といえば、ノーベル医学・生理学賞を受賞した、京都大学の山中伸弥教授の研究グループによる「iPS細胞」。
最新号でも、「山中伸弥教授とiPS細胞」と題し、医療新時代の扉を開いたiPS細胞について緊急特集。iPS 細胞作成に必要な「ヤマナカファクター」と呼ばれる4つの遺伝子を、指で触りながら実験できる。
創刊以来の根強いファンが強み
5月16日の創刊から約5か月(166日)での達成は、国内デジタル雑誌としては「異例」。出版ベースの雑誌「Newton」とは編集内容が別で一部内容が異なるが、ノーベル賞効果以前に、1981年の創刊以来の根強いファンがいることや、最先端の科学に触れるワクワク感があることも一因といえるだろう。
科学雑誌NewtonのFacebookの公式ページでは
iPad版『Newton』の年間定期購読者が,10月28日に10,000人を突破しました!
今後は,英語版のiPad版『Newton』の刊行も予定しています。世界で最も魅力的なデジタルサイエンスマガジンとなるよう,さらなる品質の向上に取り組んでいきます。紙版の『Newton』ともども,iPad版『Newton』をこれからもよろしくお願いします!
と紹介している。
Newton International Edition は、「動画」や「音声ナレーション」、「指でさわって動かせる図」など、iPad の性能を十分に活用し、従来の紙媒体では難しかった分かりやすさを実現している。9月号から HOYA サービスの音声合成エンジン「Voice Text」を導入しており、自然な音声ナレーションになった。

科学雑誌『Newton』webサイト
http://www.newtonpress.co.jp/『Newton International Edition』App Storeサイト
https://itunes.apple.com/jp/app/newton