日本上空では過去最大
Googleが、ウェブ地図サービスの「Googleマップ」とデジタル地球儀ソフトの「Google Earth」のデータについて、北海道、宮城、福島、千葉、大阪など、日本国内の航空写真を更新した。 日本上空の航空写真としては、過去最大のアップデートとなった。
一方、「Google Earth」では火星の画像なども更新し、マップ版よりも精密な画像を見ることができる。また、一部の場所については3Dで表示できるようになった。
開発進行中の大阪・梅田北ヤードも
航空写真が更新されたのは、北海道道央、宮城県南部、山形県と福島県の一部、千葉県全域、大阪府全域と兵庫県東部、福岡県全域および山口県、長崎県の一部。大阪駅北口周辺では、開発が進行している大阪・梅田北ヤードの様子を見ることができる。
火星については2009年から、「Google Mars」レイヤーを公開しているが、Google Earthはブラウザー版よりも高い精度で火星探索ができる。
米航空宇宙局(NASA)の火星探査機に搭載したCTX(コンテキストカメラ)で撮影画像が提供された。CTXの画像は、1ピクセル当たり約6mで、より精密な画像情報が得られるようになった。
Google Marsの今回の更新では、NASAの火星探査機「キュリオシティ」が着陸する可能性があった4つの候補地のツアーも加わった。「キュリオシティ」は最終的に、ゲール・クレーターに探査機を着陸させたため、同クレーターについては3Dでズームすることもできる。
Googleといえば、Appleとの確執が話題になり、iOS6の地図を巡ってApple社内の人事劇にまで問題が発展したが、そんなドタバタも意に介せず、Googleは着々と地図などの内容を進化させている。

Googleマップ
https://maps.google.co.jp/