新開発のSOBAシステム
年間約100の公開講座をインターネット配信にて行っている、通信制の大学である神奈川県横浜市にある八州学園大学は、新システムのSOBAシステムを使った講座を開講すると発表した。
八州学園大学は、日本で初めてeラーニングのみで大学卒業や国家資格の取得が可能とした大学であり、2004年に開学している。そのときから学習システム「eLy(エリー)」および「Yue(ユー)」を活用して、インターネットライブ配信の講義を展開してきていた。
だがインターネット環境が多様化したため、いままでのシステムでは利用環境が限られてしまうため、今回の新システム導入に至った。これによりパソコンだけではなくiPhoneやiPadといったスマートフォンやタブレット端末からも受講が可能となる。
システムの開発過程
SOBAシステムは、八州学園大学が株式会社SOBAプロジェクトへ、eラーニングのノウハウを提供し、開発された「SOBA Live for Seminar(ソーバ ライブ フォー セミナー)」を使用するものだ。
SOBAプロジェクトは2001年から京都大学を中心とした研究活動として始まった。参画団体は京都大学、東京大学、東京工業大学、早稲田大学、慶応義塾大学、NTTコムウェア株式会社、オムロン株式会社。
その後映像や音声を扱うための研究活動で、産官学共同プロジェクト「SOBAプロジェクト」として2004年まで活動、2005年からは株式会社SOBAプロジェクトとして活動してきた。
システムの特長
このシステムにより、いままで再現が難しかった「面接指導」における顔の表情や姿勢、「ベビーマッサージ」での指の動かし方といった、繊細な動きの指導が伴う講座も動画にて表現できるようになった。そのため今後幅広い講座が受講できるようになる。
初講座としては松本美佳氏の「チャイルドケア通信講座」が、「チャイルドケア特別講座 心の調和を図る花療法 バッチフラワーエッセンスを利用しよう」を、堀内議司氏が「茶の湯で哲学する」を開講予定だ。
(画像はプレスリリースより)

学校法人八洲学園 八洲学園大学 プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/80017