システム間の連携強化および機能向上が実施
インフォコム株式会社は2015年11月12日、緊急連絡および安否確認サービスの「エマージェンシーコール」および企業・団体向けの情報管理ポータルの「BCPortal」のシステム間連携と、機能向上を図ると発表した。
いままでのようにそれぞれを単独システムとして利用するだけでなく、連携することによって災害や事故・事件の際に「危機管理対応基盤」として利用できることを想定としている。
連携および機能向上の内容
「エマージェンシーコール」と「BCPortal」のシステム間連携は2016年1月に予定されており、ユーザー側がシステムを利用しているときサインが現れる「シングルサインオン」機能や、「エマージェンシーコール」で発報した連絡内容を「BCPortal」へ連携する「発報情報連携」がある。
「エマージェンシーコール」の向上内容は、(2015年11月実施予定)「安否確認報告集計/管理強化」や、「英語版管理機能追加」や、「フィーチャーフォン対応強化」を行った。
「BCPortal」(2015年11月実施予定)の向上は「グループトークの機能強化」で、フィーチャーフォンおよびPC版が提供されただけでなく、スマホ版アプリの機能強化およびユーザーインターフェースの改良が行われた。ほかにも「メールフォームの機能強化」や、「管理機能追加」にてユーザーの属性データー項目が追加された。
近年増加する大規模な自然災害
近年、地震・水害・台風・火山噴火などで日本国内の自然災害数が増加かつ、被害規模の大型化の傾向がみられる。
また、このような中で発生した2011年3月の東日本大震災を契機に、企業や団体における災害・事故・事件への考えが一変した。
企業や団体において、事件や事故が発生したとき、対応を誤ると社会的な信用を失うリスクが増大している。
そのような事を防ぐためにも、利用を検討する必要があるサービスである。

「エマージェンシーコール」と「BCPortal」のシステム間連携と機能向上について
http://www.infocom-sb.jp/news/2015/1112000208.html