読むための支援アプリ「英読」
実用語学力ベンチャーFLiPは、英文の難しい語に和訳をそえ、英文を読むことを助けるAndroid用アプリの「英読(えいどく)」を、2016年2月16日から無料提供を開始した。
「英読」は難しい語句にだけ、単語の下にルビのように和訳を併記する。そのため画面を移動することも、検索ボタンを押す必要も無く、英文をそのまま読み進めることができる。
つまり「英読」は、用意された課題を読む学習アプリではなく、自分が読みたい英文がすぐ読むことを可能とする「読むための支援アプリ」である。
ウェブブラウザからの連携、アプリから直接ウェブサイトを表示、英文テキストをアプリ内に貼り付けて変換することも可能となっている。
なお自分の英語力にあわせた5段階の難度調整が可能であり、「ストレス無く読む」ための難度別に合計22,000語が入れられたオリジナル辞書が搭載されている。
くわえて変換結果はスマホから印刷を行えるほか、PDF化もできる。
開発のきっかけ
「英読」は、もともとFLiPの代表者が自分の学習用に着想したアプリだった。TOEICで935点および語彙数は8,000の能力があってもFinancial TimesやWall Street Journalを読みこなすには語彙数が不足しており、そのため単語の検索がネックになっていた。
通常、英文でわからない単語があったときは、辞書を使って調べながら読むことになっている。近年電子辞書やウェブ、アプリなどの便利なツールが増えているものの、本文と辞書の画面を行き来するということには変わりなく、たくさんの英文を読む場合、それがストレスになる。
一気に単語の意味を表示するアプリがあれば便利だが、容易な単語の意味は自動的に除いてほしい、というわがままな要望を実現したアプリがこの「英読」である。
なおこのアプリはiOS版での提供も予定されており、そちらは2016年春ごろのリリースになる。
(画像はプレスリリースより)

実用語学力養成ベンチャーFLiP プレスリリース(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/89927