スマホだけで翻訳が行える
株式会社フィートは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)からの技術移転をうけて、スマートフォンで動作するサーバーレス型の旅行会話用音声翻訳アプリである「どこでも翻訳」の提供を2月4日より開始した。
「どこでも翻訳」は、NICTが研究している高精度の多言語音声翻訳記述をベースに、音声翻訳機能を構成する音声認識、機械翻訳および音声合成の全ての機能をサーバー不使用にて、スマートフォンのみで動作するアプリだ。
そのためインターネットに接続できない箇所でも多言語の音声翻訳が可能である。言語は日英、日中、日韓に対応している(それぞれ別アプリ)。
増加した訪日外国人旅行者への対応
訪日外国人旅行者がここ数年増えており、関連市場の盛り上がりがあるものの、様々な分野で多言語に対応する必要が高まっている。
以前の多言語音声翻訳技術は、その性能を得るためには高いコンピューターの能力が必要だったため、大規模なサーバーシステムでの処理が必要とされた。
だがこの「どこでも翻訳」は、全ての機能をスマートフォンのみで動作させることが可能となった。それには2011年12月よりサービスを運営してきた「NariTra」にてサービスを提供し、音声翻訳技術の社会実装技術を高めてきた背景もある。
フィートは”どこでも翻訳”のアプリとあわせて、同アプリで使用されているサーバーレス型の音声翻訳エンジンを法人向けにSDK(ソフトウェア開発キット)として使用を可能とさせて、様々なコンテンツとの融合も目指している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社フィート プレスリリース
http://www.feat-ltd.jp/