会計仕訳システム特許を持つMDBの設立で合意
データセクション株式会社と株式会社KAGホールディングスは、ITの金融サービスであるフィンテック事業(ITを活用し、新しい金融サービス事業を後押しする取り組み)領域における新サービスおよび新技術を開発・販売するためのMoney Data Bank株式会社(以下MDB)を設立することを合意した。
なお今回設立するMDBは、KAGホールディングズ代表取締役の小野が保有している、OCRなどで読みとられた会計情報を一般概念および過去の仕訳より推測し、会計情報を自動仕訳する会計仕訳システム特許の独占的使用権を保有している。
KAGホールディングズは代表取締役が現場の会計業務を把握している
日常生活でITを利用した金融取引は日々普及が広がってきている。例をあげると、ICカードによる日常の決済や、インターネットを使用した銀行取引・証券取引などといったものに利用されており、年々市場規模が拡大してきている。
KAGホールディングズは、証憑を取り込めるクラウド型の財務会計ソフトをはじめ、長年にわたって金融系システムの開発・運用・保守を行ってきている会社であるだけでなく、代表取締役の小野氏は公認会計士としての監査経験も有しているため、税理士法人における会計のスペシャリストという顔も持っている。
つまり代表取締役が現場で実施する会計業務を把握しており、その小野氏が考案した特許と、データセクションがこれまでの業務や研究開発にて培ってきた最新の人工知能技術とを組み合わせることにより、会計システムの精度向上はもとより、人工知能を強みとしたフィンテック事業の拡大を推進していく。
第1弾の事業は、手入力やOCRなどで実施している企業が多い会計業務における請求書情報の入力業務などを、データセクションが保有する人工知能技術による最新の文字認識技術および、MDBが持つ独占使用権を利用して、入力から仕訳、消込までの自動化を行うといった内容になっている。

株式会社KAGホールディングズ・データセクション株式会社 プレスリリース
http://www.datasection.co.jp/