flukeとアドフラウド対策をしている会社のMomentumが共同開発
株式会社VOYAGE GROPEの連結子会社で、広告配信プラットフォーム事業を展開している株式会社fluctは、広告の不正や詐欺といったアドフラウドに対する対策を提供しているMomentum株式会社と、広告主にとって有益な広告のみが提供されるようにするための「Valuable Video AdExchange(バリュアブルビデオアドエクスチェンジ)」の「Axia(アクシア)」を共同開発しており、2016年秋には提供が開始できると発表した。
「Axia」はインターネット広告がより販売可能にできるように調整する
「Axia」のメリットだが、インターネット広告の表示にあたり、ユーザーが実際に閲覧した広告比率を分析し、より閲覧階数が多い枠のみを配信するようになる。
くわえてアドフラウド排除機能として、広告トラフィックやその媒体による不正な広告表示を排除し、さらにアダルトコンテンツや、ネガティブコンテンツといったブランド毀損を引き起こすような広告枠をブロックする。
そして動画フォーマットは「VAST」という、業界標準のフォーマットを使用しており、さらに動画プレイヤーには文字や静止画だけでなく、音声や動画といったリッチメディア広告の間にて双方向通信が可能となる「VPAID」フォーマットにも対応しているほか、長尺動画やバナーの入稿も可能となる。
日本でのアドフラウドによる利益損失を分析
アドフラウドによる利益損失だが、Momentum社による調査では日本の場合、botおよび不正広告件数は広告表示数の3%から5%、クリック数に関しては13%から20%という結果がでた。そしてこれらのbot・不正広告を排除することによって成功報酬による利益が7%向上したという結果がでた。
いままで顧客の需用に応じた形ではあるがあくまでオプション機能として、ブランド保護および広告表示を訪問者の興味をひきやすい場所に置く機能があったが、「Axia」はそれらの機能にくわえ、ビューワビリティの解析を統合により、高精度な買い付けコントロールができるため、安定したリーチでの買い付け作業ができる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社fluke プレスリリース
http://voyagegroup.com/news/press/2016/665/